目元は、顔の中でも特に皮膚が薄いため、刺激に弱く乾燥しやすいのが特徴です。だから、バリア機能の低下やターンオーバーの乱れで若くても小ジワが目立つことがあります。そこで、今回は、目元のシワのエイジングケア についてご紹介します。
スキンケアやエイジングケアでの目元のシワ対策
目元のシワは目立ってくると改善が難しいので、スキンケアやエイジングケアでできることをしっかり行い、予防美容を心がけることが大切です。
高保湿ケアをすることで、目元の小ジワの予防ができます。目元は皮脂分泌が少ないため、化粧品でエモリエント成分を補うことも大切です。
化粧水や美容液で、ナールスゲンやアミノ酸、コラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどの水性の高保湿低刺激成分を補った後、ヒト型セラミドやスクワラン、シアバターなどを配合したクリームを使いましょう。
さらに、ナールスゲン、ビタミンA誘導体、ナイアシンアミド、ビタミンC誘導体、ネオダーミルなど、コラーゲンやエラスチンをサポートする成分を配合した目元専用美容液やアイクリームもシワ予防におすすめです。
また、EGFやFGF成長因子を含むプラセンタエキスやヒト幹細胞培養液、塗るボトックスと呼ばれるアルジルリンというペプチドも目元のシワ予防におすすめの成分です。厚生労働省認可の医薬部外品に使えるシワ改善成分を配合したアイクリームもおすすめのアイテムです。
また、洗顔やクレンジングによる摩擦や刺激が大きいと、目元のシワの原因になるので、優しく行うことが大切です。
洗顔料やクレンジング料は、刺激の少ないアミノ酸系界面活性剤配合のものがおすすめです。クレンジング料は、ジェルやミルクタイプなど肌なじみが良く、摩擦が少ないタイプを選び、洗顔では、目元は手で直接擦らず、泡やフォーム、ジェルで優しく洗いましょう。
そして、紫外線対策は、目元のシワ予防にはとても大切です。帽子や日傘、日焼け止めなどを使って紫外線対策をしっかり行いましょう。目元は刺激に弱いので、日焼け止めはノンケミカルタイプがおすすめです。さらに、目の周りはUVカットサングラスで守ることも大切です。ブルーライトや高エネルギー可視光線、近赤外線などもカットできるサングラスがおすすめです。
スキンケアやエイジングケア以外の日常生活での目元のシワ予防
ホットアイマスクを使うことで目の周りの血行を促進できます。市販のホットアイマスクや、軽く濡らして絞り、レンジで温めたホットアイマスク代わりのタオルを上手に活用しましょう。
眼精疲労の予防や改善のために、目元をマッサージすることもおすすめです。目元専用のマッサージクリームを使い、摩擦を限りなく避けて優しく丁寧にマッサージしましょう。ただし、過度な回数や長時間の目元マッサージは、逆に目元のシワの原因になるので控えましょう。
目元をナチュラルメイクにすることも目の周りのシワ予防になります。ナチュラルメイクだと、メイクそのものが与える肌ダメージが軽減できるだけでなく、刺激の強いクレンジング料が不要になることもメリットです。
ほかにも、目元の表情ジワの原因となる表情のクセに気を付けたり、眼精疲労の原因なるスマホの過度な使用や睡眠の質を下げる就寝前のスマホ使用は控えましょう。
まとめ
肌の乾燥、加齢による真皮の衰え、紫外線ダメージや物理的な刺激など、さまざまな原因によって目元のシワはできてしまいます。目元のシワは深く刻まれてしまうとスキンケアやエイジングケアでは改善できません。だから、スキンケアやエイジングケアの基本である保湿・正しい洗顔やクレンジング・紫外線対策を徹底し、日常生活でもシワの予防に役立つ対策を取り入れて、目元のシワが目立つ前にしっかり予防しましょう。