いちご鼻には、肌質や生活習慣なども関係していますが、表面的な原因は、角栓の詰まり、詰まった角栓の酸化、メイクで残った油の酸化です。だから、クレンジングで汚れをしっかり落とすことが大切なのです。ただし、間違ったクレンジングがいちご鼻の原因になることもあるので、クレンジング料の選び方やクレンジング方法も重要です。そこで、今回は、いちご鼻ケアの正しいクレンジングについてご紹介します。
いちご鼻ケアのクレンジング料選びのポイント
クレンジング料はタイプに加えて、配合するオイルや界面活性剤、そのほかの成分の種類によって、洗浄力や脱脂力の強さ、摩擦のリスクの大きさ、静電気が発生するリスクの大きさが決まります。そして、洗浄力や脱脂力が強ければ、肌への負担や刺激が大きくなり、肌への負担や刺激が小さければ、洗浄力や脱脂力が弱い傾向にあります。また、どんなに優れたクレンジング料であっても、負担はある程度残ります。だから、いちご鼻のクレンジング料で、誰にでも100%おすすすめできるものはないのです。そのため、肌質や肌状態、年齢、メイクの濃さや種類を考慮してクレンジング料を選ぶことが大切です。
特に30代以上のエイジングケア世代の方のいちご鼻ケアでは、次のようなポイントを重視してクレンジング料を選ぶとよいでしょう。
1つ目は、肌の潤いのもととなる保湿成分を落とし過ぎないタイプのクレンジング料を選ぶことです。クレンジングオイルならアルガンオイルなどの酸化しにくい油脂系の美容オイルを配合したものが肌に優しくおすすめです。また、刺激が小さく皮膚常在菌のバランスを崩すリスクも小さい弱酸性やアミノ酸系界面活性剤配合のクレンジング料もおすすめです。
2つ目は、毛穴をケアする成分を配合したクレンジング料を選ぶことです。おすすめの成分は、毛穴の汚れを吸着するクレイや、毛穴のトラブルの原因になるNF-κBという物質を抑え、たるみ毛穴もケアできるアーチチョーク葉エキスです。
3つ目は、肌に刺激を与える成分が無添加のクレンジング料を選ぶことです。アルコール、PG、BGなどは肌の刺激になり、乾燥肌の原因になってしまいます。また、合成香料や合成着色料の中にも刺激がある成分があります。
ほかにも、肌の負担になるダブル洗顔が不要なクレンジング料を選ぶこと、AHAなどを配合したピーリング効果のある成分は避けること、摩擦の少ないタイプのクレンジング料を選ぶことなどがポイントです。
いちご鼻ケアのクレンジング方法のポイント
いちご鼻ケアのクレンジングの基本は、その日のうちにメイクをきちんと落として、肌を清潔な状態に保つことです。メイクを残したまま寝ることは、いちご鼻の原因である過剰な角栓ができる原因や、大人ニキビの原因になったり、顔ダニを増殖させてしまう危険性もあります。
また、ポイントメイクをしていたり、濃いメイクをしている場合は、目元・唇・眉からクレンジングを始めましょう。続いて、皮脂量の多いTゾーンにクレンジング料を乗せ、次に頬などの顔の中心やUゾーンに移ります。小鼻など毛穴が詰まりやすいパーツは、指の腹を使ってくるくると細かく動かしてクレンジングすることでいちご鼻をケアしましょう。
さらに、いちご鼻をなんとかしようとクレンジング中にマッサージを行うのはNGです。
もちろん、正しいクレンジングのポイントである次の点も守りましょう。
・メイクを落とす前に手を洗う
・クレンジング料は手を乾かして使う
・使用量をしっかり守る
・メイクをしているパーツに満遍なく馴染ませる
・すすぎは、ぬるま湯(30度〜35度程度)を使う
・所要時間は、すすぎを含めて40秒~1分程度
・クレンジング後は、清潔なタオルで優しく水分を拭き取る
まとめ
年齢や肌質に合ったクレンジング料を選び、正しいクレンジングを行って、優しくかつしっかりと毛穴汚れを落として、いちご鼻の予防や改善をしましょう。